個性と常識。

個性と常識。

そんな狭間をいったりきたり。
どこに落ち着けばいいですか？

ねこ紙オムニバス第二弾。



本編は続きからどうぞ。
今日の内容は若干・・・とは言えない暗さです。
柊はいたって元気です。（（は。

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本編です。




常識をはみだすと、私達はのけものにされます。

常識って何でしょう？　守らなければいけないものですか？

常識って誰が作ったんでしょう？　本当に守らなければいけませんか？

今日も常識の狭間で、守って守らなくて、
それでもここで生きなくちゃ・・・息苦しさを感じずにはいられない。

門川まゆ　高校２年。学校に行くのが面倒です。
人気のない公園のブランコに座って、
空を仰いでは地面を見返します。

常識って・・・、人が　大勢の人が作り出すものでしょう？
それが　　普通　　とされるだけなの。法律じゃないの。
守らなきゃってものじゃないの。
なんで守らなきゃいけないの？　なんで答えがでないの。
なんでってそれは知ってるの。
守らなくていいと思い込んでるから答えがでないの。

たとえば道路の規定速度。
事故を最小限にしつつ、車を有効に使えるスピードを
誰かが割り出したんだと思う。
でも誰も守らないでしょう？守っていると邪魔だと言われるでしょう？
邪魔だという人たちの意見もわかるの。
早いペースに慣れてしまったから、守っている人がいると遅く思うの。
でも守ってるの。守ってるのに怒られるのはなぜ？
それが常識だから。
そんな答えで返されるのは嫌。
みんなが・・・。　みんながって言わないで。
守ってないのはみんな。でも、守ってないのはあなた。

常識って何？　守らなければいけないもの？

息がつまるよ。
きっと常識にそって歩けば楽なのね。
きっと常識をはずれてるから息苦しいのね。

でも　おかしいことをおかしいと思わなくなったとき、
人はそこで固まってしまうような気がするの。

でもほんとうは私がおかしいのかな。


でも　常識に囚われないで。
そんなものに捕まってちゃ　君自身が見えないよ。

笑いたいときに笑って　悲しいときに泣いて？
みんなと違うと　自分を責めないで。

誰に言ってるのかな　君は聞いているのかな

今日もお腹がすいたから家へ帰るの。


これも常識？




常識は備えるべきである。
その上で、守ること守らなくていいこと。
履き違えてはいけない。
そして常識と呼べる枠は人によって違うこと。
それが一番　　常識　　の問題である。